久保田一竹美術館
2013年 08月 11日

平日ということもあって、ひっそりとした静けさ。

お客さんは同年代のご夫婦や外人が数名。

木陰はとても涼しいし、静かな雰囲気で作品を実際に間近に見ることができました。
館内はカメラNGでしたので、入口と外から内緒で。。。


絞りの文様や細かい立体感、色のグラデーションなどは実物を目にしないと分かりませんね。
気の遠くなるような手作業の賜物です。
母から借りた久保田一竹さんの奥様の自叙伝を読んだことが、ここを訪れるきっかけ。

「ゲゲゲの女房」のごとく、極貧の下積み時代を奥様が黙って支えたことが書かれています。
調べてみると、久保田さんの工房は我が家の近く。よく車で通る津田町にあります。
されど、一竹さんの死後は、バブルの崩壊や着物離れ、そして美術館にかかった膨大な金額などから、会社は倒産しているようです。
貴重な天才染色家の偉業が後世まで残ることを願います。

さて、昨日の記事で弥生が狙っていたのは、長女が食べている棒アイス。
どうやら、最後の一口をいつももらっていたようです。
